あんまり死なない方がいいですよ。

この一年で体験したことを遺しておく。

世界の片隅に優しさが潜んでいるのなら

また死のうとした。「死にたい」とぼんやり思うことはあっても行動に移すことはそんなにないから、最近参っているんだろうなと思う。

21日に人と会う約束をしていたから、それまでに死のうと思っていた。学校で死にそびれたから。

でも時間っていうのは良くも悪くも高揚を鈍らせてくれて、目が覚めれば「暑い」に感情は収束してしまった。結果的に良かったと思う。

悪いことが重なると精神に悪い。考えすぎか、実際に解決しなければならないことか、解決できることか、今考える事じゃないか、問題の距離感を改めて考えることで実はそこまで重なっていなかったりもする。今回はそれだった。

でも考えれば悲しいことばかりなので考えるのをやめる。やめることができるうちはやめよう。

 

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名古屋で会う予定がおまえちゃんの体調が思わしくなかったためおまえちゃんの家でお酒を飲むことになった。

遠方からはるばる来た村井君もお昼からおまえちゃんと合流していた。

おまえちゃんと合うのは2回目、村井君は初めて会う。

いつもよりかわいい服を着て、化粧をしっかりした。人に会う時の最低限のマナー。

4コマを終えて電車に乗る。本を読んだり外の景色を眺めたりした。

嘘。8割くらいツイッター見てた。すいません。

 

駅についてから少し時間があったのでキャスをして時間をつぶす。

さそさんが「人はやがて死ぬ」とだけコメントして消えていったのがツボだった。

人はやがて死ぬ。やがて死ぬならいつ死んでもいいとは思う。

人生の選択は個人の自由。生きている以上人とのつながりができてしまうから、そこに誰かの気持ちが入ることは仕方がない。揺さぶられるも無視するも、それもまた自由。

通り過ぎる人の多さにブチ切れていたら迎えが来た。

そのまま夕食とお酒の買い出し。何故か私の家の最寄りのスーパーで買い物。

 

これ、あまり体験した人いないと思うんで言うんですけど…地元にインターネットの人間がいるの…

 

ハチャメチャに不気味

 

何回か「夢か…?」と思って一人でニヤニヤしていた。情報量の多い人間と甚平着た熊と妙に気合の入った女がスーパーにいること自体が恐怖。珍道中。ハイスクール奇面組

人がご飯を選んでいるところを見るのが恥ずかしいところがあって、自分が選んでいるところを見られるのも恥ずかしいんですよね。言語化しにくい感覚なんですけど、きゃ~!って思いながら見ていました。眠っているところを見られるのも恥ずかしいのと同じかな。本能に近い部分を見られるのは恥ずかしい。セックスはどうでもいい。(は・・・?)

 

家に着くとじっとりとした空間に案内された。エアコンがないので3人で冷えピタを貼ってご飯を食べた。おまえちゃんの部屋は領主そっくりな部屋だった。どこを見ていても飽きない。つまるところ、情報量が多い。どこを見ても文字が飛び込んでくる。面白くてきょろきょろしていた。

PCでしょうもない動画を見たり、ヤバい人間の動画を見たりした。バジリスクタイムの元ネタも教えてもらった。くだらなさすぎて笑ってたけど、案外破滅的な動画を見るというのはストレス発散に繋がる。ホラゲ実況なんかも辛うじて残っている感情を揺さぶられるから、それが楽しくて見ている節がある。たまにはピンクの前進スーツを身にまとった人間で感情を制止させてもいいかもしれない。うーん、あんまりやりたくないな…。

ビールをいただいて、おまえちゃんのグァバジュースを3人で回して飲んで「形容しがたい味」という感想に落ち着いた。全員グァバを食べたことがないのが大きかった。

お酒も良い感じに回ってきた頃にキャスを始めた。コインを投げてもらったおかげで2時間やらせていただいたのかな?ありがとうございました。バンザイの話をした記憶しかないです。

そう、バンザイ同盟の法被を着させていただいて、私のために撮ってくれた動画を見せてもらって、村井君の優しさヤバくない…?って嬉しい気持ちとビックリの気持ちで笑ってしまった。うつヌケももらえたの。サインもらうの忘れた。村井君の。

私と村井君はバンザイ同盟最高~!ってなってたのに、おまえちゃんが何も思ってない温度差も最高だった。ともかく生きててよかった。うちのサークルも法被が良かったな…。

 

それからベースの動画を見ていた。もう一度始めたいなって思った。

ベースの音が昔から好き。エッチだな~という感想しか出ないからレビューとかはできないんだけど。音楽聞いててもベースの音に集中して聞く時がある。演奏している様子を見るのも好き。人によって弾き方が違うし、何より音から人間性が伝わってくる。ハッとするような音を奏でる人は思わず気分が高揚する。弾き方としては命削るみたいな弾き方が好きです。体全体で弾くのがいい。それくらい打ち込んでいるのをみるとかっこいいなって思う。

 

それはそうと夜更けも夜更け。

何故か二人は服薬しているのに寝ない。暑さのせいもあるだろうけど、何も飲んでいない私が一番眠かった自信がある。若いかよ…。

しばらく話していたら「電気消す?」っておまえちゃんが聞いてくれて、ようやくみなさんご就寝かな?と思った。

 

違った。ここからが本番だった。

 

なんであんな話になったんだろう。いい思い出ばかり忘れていくこの頭を久々に憎んでいる。

私は人に自分の話をすることが苦手。言語化はいくらでもできるけど、それを人に話すことは抵抗を感じてしまう。それは私の人生が全く話してても面白いものではないし、相手を不快にさせてしまうことを知っているから。それならもっと辛い思いをしている人や、楽しい思いをしている人の話を聞いて、質問しながらコミュニケーションをとっていきたい。誰も不快にならないし、私が疲れたとしても相手が苦しい思いをすることはない。

お酒が入ってたのもあったのか、気づいたら二人にほとんど言ったことがない話をべらべら話していた。二人は聞いてくれた。中学時代の友人に自分の話をしたらお通夜になってしまった過去があるから、黙って聞いてくれることに驚いた。

私は嫌だなと思ったことを怒っていいのか判別することがあまり得意じゃない。すぐにカッとなってしまうから「これは怒っていいことなのかな?」と一旦距離を置いて、誰かに相談して初めて「これは怒ってよかったんだ」という結論に至る。今回も話をして「それは気にすることじゃない。なんでそんなに執着するの」って言ってくれたり、悩んでいることを「そういう傾向はありそうだから、病院で話できるといいね」みたいな感じで、親身になりすぎない適切な距離感のアドバイスをくれた。

面白かったのは村井君も私もすぐに失くしものをするし、話している時に手が動いてないことがない。昔からモヤモヤしていたものが確信に変わった気がして、それも含めて村井君に会えてよかったと思った。

おまえちゃんは「気にしちゃダメ!」「もっと人を頼って!」「休んでもいいんだよ!」って、太陽みたいなアドバイスをたくさんくれた。

 

「自殺する土俵に入り込んだらもうこっちから助けられることはなくなっちゃうから、小出しにして。これくらいなら全然ストレスじゃないよ。電話でもラインでも、何でもいいから連絡してよ。」

 

うっかり泣きそうだった。人ってもっと冷たいものだと思ってた。

今は人の話を聞く余裕がなくなっているのも、十分に分かった。今は自分の声に耳を傾ける時なんだ。でもやっぱり、みんなの話を聞いてあげられなくて申し訳ないと思った。今思い返して嬉しい気持ちはとてもあるけど、申し訳ない気持ちがどうしても消えない。でも、それをやさしさでくるまれているような、くすぐったい気持ちがある。

 

人に迷惑をかけるのが怖い。無理をしないと人並みにできない。無理をしたらしたで余計な迷惑をかける。周りからの刺激に必要以上に恐れて、いい子ではなく、社会的に価値がある存在になりたかった。決して私はいい子じゃない。性格は悪い。悪いからこそ、人間の悪い感情が沸きやすいからこそ、人が怖いんだと思う。

 

気づいたら朝だった。ほんの少し寝て、カラオケに行った。

若いかよ。

2時間全力で歌って懐かしい曲を入れてみんなで「ぎゃぁ~~~」ってなったりした。

ワールドイズマイン!magnet!初めての恋が終わる時!

ぎゃ~~~~~!!!

 

そのあとは各々解散した。村井君には7月末にもう一回会うかもしれない。

とにかく、楽しかった。生きててよかった。

会う日の午前に死のうとしてた人間がいうことじゃないよね。

「死ぬか死なないかはわからないけど、今近い人の中では一番死にそう」と言われて、ああ、馬鹿にされてるわけじゃなかった。良かった、と安心した。

不思議な2日間だった。楽しかった。優しい空間が永遠に続いていた。

きっとこれからこの気持ちもすっかり流されて、苦しさのあまり逃げ出したくなることがいくらでも起きる。誰かにどうこうできる問題じゃない。私の苦しさは、最終的には私が治すしかないから。

でも、これからも、辛い間も、その後も、今日のことは忘れずにいたい。

 

記憶が消えないうちに書きたかったのにほとんど消えてて悲しい。

でも思い出せるところだけでも書けて良かった。

夏が始まる。バイトは完遂できなくて悲しいけど、会える人には会いたいな。

脳に刻み込める優しさが手に入ってしまう環境にひたすら感謝しています。

ありがとうございました!