あんまり死なない方がいいですよ。

この一年で体験したことを遺しておく。

岐阜→京都

バスの中は暇なので、よく外を眺める。

 

景観が好きだ。街並みが好きだ。

自然物より、立て込んだ住宅街が好きだ。

手でペシャンと潰しがいのありそうな屋根の並びが好きだ。

鉄塔が好きだ。整列したビニールハウスが好きだ。

区画で整えられた、青々しい田んぼが好きだ。

山の上にポツポツと生える人工物が好きだ。

橋が好きだ。工場が好きだ。

人のためだけに作られた階段が好きだ。

屋上に続く梯子。何が入ってるかわからない筒状の建物に巻きついた螺旋階段。

とにかく好きだ。

汚れた標識が好きだ。下手くそな道案内をしてくる看板も好きだ。

背伸びしたSAが好きだ。そんなかしこまらなくてもいいのに、田舎でオシャレしてる中学生みたい。

ビュウッと横を通るトラック。シルクのようにうねる高速道路を慌てて走る車たち。Y軸に折り重ねられた道路の様相は私たちの創造する近未来を彷彿とさせる。

 

好きだ。人工物はこんなにも美しい。

 

ところで、自然物の中だと雲が好きだ。

綿菓子を無理やり引きちぎったような切れ目が好きだ。

時折見せる地獄のような紅が好きだ。その横で優しく漂う橙も好きだ。

白と青のコントラストはキレイだ。

 

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バスに乗って1時間が経った。

つくのは17時を過ぎるから、もう少し、まだまだかかる。ありがたいことにWi-Fiが使えるのでアニメを見たりしたのだが、感覚過敏でイヤホンを引きちぎりそうになってやめた。

最近耳から首回りの感覚がおかしい。空気が触れているだけで切り落としたくなる。今も襟元を気にしながら、これを書いている。

「書く」という言葉を人が目にする時、いつだってイメージはアナログだ。机に向かい、紙とペンを用いて文章を「書く」。

だとしたらこれは「打つ」になってしまう。でもスマートフォンで「書く」と打つと、出てくる絵文字は「✍️」になる。変ですね。

タイプライターは「打つ」で正しいはずなのに、スマートフォンになると「書く」に寄ってしまう気がするのはどうしてだろう。

 

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先ほどまでカフェにいた。

タバコを吸いながらスマホをいじっていると、隣に男性2人が着席。年齢は六十そこそこ。「昔はここでよくサボってたよ」と片方が快活に話すが、もう片方は「うん…」と素っ気ない。ただその後も「あの映画はダメだ!今度はワンダーウーマン行くか!」「うん…」「ところでなあ!」「うん…」と穏やかに会話が展開されていた。

 

「いいなそれ」と思った。

 

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ところで1人で京都に来るのは3回目。

京都は落ち着く。鴨川も好き。

よそ者受け入れ態勢が整っている感が落ち着くのかもしれない。名古屋の方が緊張するもの。

1人でうろついても大丈夫。みんなよそ者だから、変な目で見られたりしない。

森見ワールドというにはやや俗世的ではあるが、そもそも私が俗物的な時点でマッチしなきゃおかしい。

黒髪乙女はいないし下鴨神社猫ラーメンは無い。薔薇色のキャンパスライフは鴨川に沈められ、私は何故かなけなしの金で京都に誘われている…。

それでいい、Let's 俗世。

サナトリウムKYOTOでさっぱりして、また沼のような岐阜に帰ろう。

あそこは空気が悪いんだ。

 

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1ヶ月半前に見かけた工事がまだ終了していない。

 

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言い訳と語彙力

よく「語彙力があるね」「思慮深いね」と言われる。

褒められるのは素直にうれしい。ありがとうございます。

でも言語化できる能力があるというのは、思っていることを可視化する能力があるってだけで、考えていること自体が特異というわけじゃない。

もし特異なのだとしたら関わってくれる人はもっと少ないと思う。だから私は思慮深いわけではない。あと別に特異じゃなくていい。生きづらいだろそれ。

 

というか21年生きていればそれなりに荒波にも揉まれるだろうし、人間関係で頭を悩ませることもあると思う。その悩みの大なり小なりは関係なく、全員どこかで壁にぶち当たって寝れない夜を過ごしたに違いない。だから人類等しく思慮深いんだろう。思慮深くなければ自意識に悩まされることも、意味もなく涙を流すこともない。それを恥ずかしげもなく出して、こんなところで無為に叫んでるのが私。

 

で、「語彙力があるね」においては、簡単に言えば化粧みたいなもんで、不格好な文章にぱたぱたとおしろいを塗っているイメージ。せめて人前に出るならって化粧するでしょ。そのイメージです。人に説明するときなんかは一番最高のコンディションを提示しないと負けちゃうから、語彙と表現フル活用で臨む。きっと化粧ならデパコスガン決め。

そう考えると文章はコスパいいなあ。

 

ツイッターやブログなんかだと文章が上手なだけで「それっぽく」見えてしまう。前面に押し出されるのが文章の世界だからそうなるわけで、語彙力を取り上げたら何も残らない人は多いんじゃないかなんて思う。そういう人はアルファツイッタラーとかでコンテンツ化していく印象。適材適所って言葉が似合う。別に否定しているわけじゃない。

顔がいい人の話がつまらないのは顔に価値があるから文章スキルを磨く必要がないためであって、文章しかとりえのない人は”こういう”世界に逃げ込むことで体裁を保って、価値を捻出しているように見える。自分に刺さりまくってるけど大丈夫かなこれ。

だから文章がうまい人ってのは人生の言い訳が得意な人なんだよ。真面目な語彙でそれっぽいこと言われたら「それっぽいな~」ってなっちゃうもん。頭良く見えちゃうもん。バンドマンがステージに立つと神に見えちゃうあの現象と一緒だよ。

私だってテストの点数が悪かった時、人間関係に不和が生じる予感がしたとき、意見が押し通されそうなとき、ありとあらゆる文法を用いて人生を切り開いてきた。その度に誰かは「それっぽいな~」って顔してくれてた。

美人が「これうまい」って言うだけで宣伝になる中、こっちは1500文字の渾身のレビュー書いてやっと普通に並べるの。そりゃ多少上手くもなるわ。顔にも中身にも価値がなかったから必死で磨かざるを得なかった。顔の次に表面に出せるもの、それが文章だったから。中身があるように見せかける練習は怠らなかった。

だってどれだけ自分のことが嫌いでも自分以外の体で生きることはできない。自意識を殺そうとしても殺そうとしている自分も気持ち悪いくらい自意識の塊で、20年かけて一緒に生きていくしかないって思えた。やっとだよ。おっせえよ。

ひのきのぼうみたいな文章力だけひっさげて図々しく生きていると、生きるの実は得意なのでは?と考えたりする。でも得意な人はそもそもこんなこと考えないな。

 

文章は魔法。文章はまやかし。文章は嘘。

こんなふわっとしたもので人の心を裏返すことができるんだから本当にすごいと思う。

 

最近ずっと考えているのが「妹としか見れない」って当時好きだった人に言われたこと。その時は突然だったから意味が分からなかったけど、今になって「あの時点で振られていたのか」って思うようになった。それをずっと頭の中で反芻している。

自分にとっては些細なことでも、相手にとっては人生をゆがませるくらい大きいものだったりする。

でも、他人の心にはなれないから何が悪いかなんてわかるわけない。経験則すら通用しない。一人一人にマニュアルが存在してしかるべきなのに「自分でも自分のことがわからないの…」なんて言いやがるからわかるわけねーんだよ。私も自分のこと全然わかんねえ。

だから注意を払っても相手が傷ついた場合は完全にそりが合わないってやつなので離れるのが吉。互いのために。運が悪かったってだけ。誰も悪くない。

 

何が言いたかったって「言い訳の練習してれば文章がうまくなるよ」って話だよ。

ほら、飾らなきゃ1文で終わる。話なげーよ。やめちまえ。

 

や・め・ま・せ~~~~~~~~~ん!!!!!!!!

 

 

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大好きな曲でおやすみなさい。

新しいパソコン

3年使用したパソコンがだいぶ苦しい状況になっていたので、新しいパソコンを買うことにした。

もともと書式データを扱う以外で使う予定がなかったものだから、サークルでイラレを使ったこと自体予想外だったし、動画を作るなんてキャパシティを超えてしかるべきだったのだ。よく頑張ってくれたと思う。でもインターネットとWord開いただけでフリーズするのはおかしいだろ。ゆっくり休んでほしい。

 

といっても何が良いPCなのかさっぱりわからない。詳しい人の知恵を借りながらなんとかカスタマイズをし注文。昨日の夜に届いた。

でっけえしサクサク動く。キーボードはちょっと打ちにくいけどしばらくしたら慣れると思う。なんかキーが深いのだ。どっちかっていうと浅いほうが好き。でも深いほうが打ち込んでいる感じがする。それも悪くない。

とりあえず新品のにおいがしてワクワクした。クリエイトするための相棒だ。

50年は使って元を取ってやろうと思っている。

 

15万したのだからそれを返済していかなくてはならない。当面お金が入るタスクがしばらく続くが、体をぶっ壊さない程度に、しかし着実に頑張っていこうと思う。

無理をしなきゃいけないのは承知。そうしないと普通の働きができない。でも無理をしたなら絶対休む期間をつくる。これは誰もがしていること。

これができないなら自分じゃなくて取り囲む環境が悪いと言わざるを得ない。

「ほどほどに」の「ほどほど」がわからないから、こういうやり方をしていくしかないんだよね。仕方ないね。

 

 

これは新しいパソコンで描いているんだけど、無料でついてきた冷却台がブーンと振動していて、なんか、クリエイターのPCぽい。

絵を描いている以上それはもうクリエイター以外の何物でもないんだろうけど自意識が恥ずかしがっているようで、それが言葉の節々に出てしまう。そしたら「恥ずかしがってちゃだめだよ」と言われた。普通にばれていた。でもおっしゃる通り。

以前まではただの落書きをする人だったけど、SUZURIで実際に購入してくれる方がいらっしゃった時点でもうこれはクリエイターを名乗らざるを得ないな…となるなどしています。本当にうれしいです。ありがとうございます。

私の身の回りで仲良くしてくださっている人は体調の関係で仕事に出られなかったり、自分を第一に考えてほしい人ばかりなので無理に買って!!とお願いするつもりはないです。頑張って稼いだお金は自分のために使ってほしいし。

でもその努力の結晶を少しでも私が生み出したものに価値を見出して消費してくれるとなれば、これほどうれしいことはないなと思います。

SUZURIは原価からプラスして自分の取り分を決めることができるのですが、とりあえず一番低い+100円設定で販売しています。お金に余裕ができて、ちょっと買ってみようかな…と思っていただけたら幸いです。

仕事の合間に更新していく予定なのでツイッターでもなんでも「こんなの欲しい!」というのがあれば連絡してください。画力の追いつく限り対応します。

 

suzuri.jp

 

 

最近なんだか忙しい。悪いことではないんだけど、一つずつこなしていけたらと思う。

デパス効いてきた。寝る。あなたも寝ろ。

 

調子がいい

調子がいい。かなりいい。良すぎる。

人生の7割がローテンションだったから「死」に向き合わない時間がイレギュラーに感じる。とにかく心地は良いのだが、なんだかソワソワする。

ソワソワと言っても躁転のような「よっしゃ外行こうぜ!(実行)」みたいなのはなくて…ああでもどうなんだろう。手持ち無沙汰な感覚が続いているから躁転を引きずっているのかもしれない。

 

絵を描いて昇華していたものがどうも満杯になってしまったようで、描いてもあまり楽しくない。離れる時間も必要なのかな。そもそもそんなこといえるレベルじゃないな。

何をしてもつまらない。話そうが食べようが創作しようが聞こうが、なんかつまらない。体力はないから自分の体力以上のことをし始めると途端に寝始めてしまう。でも寝るのも苦しい。眠りが浅いし、すぐ目が覚める。キャスを開いても終われば虚無。誰かのを聞いててもぼんやりしている。頭に靄がかかってるみたい。

ツイッターだけは反応が返ってくるから楽しい。でも、前より楽しくない。

死にたくはないけど楽しくない。でも調子は良い。良い兆候だと思う。

 

ただ振り切れないと私の文章つまらないって有名なので、そろそろ落ちてくれてもいいよ~。というか波があるのに落ちないのおかしいよ。大丈夫か。

これも退屈しのぎの一環なのでお付き合いください。

 

 

自己肯定感の話

自己肯定感がブチ下がっているという話やツイートは散々していますが、精神が下がることがなくなった分自己肯定感は浮遊してきているっぽいです。「生きていい」とかそういうことすら考えなくなった。正の感情を吐き出す時はその裏側に負の感情が確実に存在しているわけで、それがなくなった。

生きることが日常になりました。

25歳で死ぬとか言ってたのもまあたまには思いますが(お金の面とか仕事の面において)今は特に死ぬことも考えてないです。

薬の力なのか~~薬ってすげえな~~~。

 

ただ人生の主軸が顔面?女性性?から創作にシフトしただけな気もするので、創作拗らせたらあっさり死ぬと思います。若さのように創作に期限はないにしても個人の中で満足しなければやっぱりつらい。絵を人生から引き剥がすことは考えられないから抱え込んだまま一緒に死んでいくんだろうな。

 

まあ今は死なないです。よかったね。

 

 

黒髪最高って話

過去に一回だけ茶髪にしたことがあるんですが「これじゃない」感がすごくて、染め直しをせずにそのまま黒髪に生え変わるのを待ちました。

黒髪の女性が好きです。日本人の顔にはやっぱり黒髪でしょ。もちろん海外の方の強いお顔に黒髪も強い×強いで素敵だと思うのですが。そもそも染め直す必要もなくお手入れをきちんとしていれば痛むこともなく、ボブでもセミロングでもロングでも素敵な女性になれるのは黒髪だけでは?完全に私個人の趣味になりますが、男性受けもよい気がしますね。

玉のように滑らかな白い肌にサラサラの黒髪が映える映える。そこに一線紅を引けばBEST OF SAIKOU 女が出来上がってしまいますね。なんですかそれは?なんて素敵なの…ありがとうございます。この世に生を受けたことに感謝…あなたも、私も…。

 

色白黒髪赤リップは3種の神器というお話でした。

 

 

音楽の趣味が変わってきた

もともと嫌いではなかったのですが、昔はどっちかって言うと「邦ロックだぜ!!!!!!ウラウラウラウラウラウラ」みたいな曲が大好きで、例を挙げるとするならキュウソネコカミ、KEYTALK、THE ORAL CIGAなんちゃら、日曜だし邦ロック好きとつながりたい…。みたいな音楽が好きでした。殺してほしい。

 

最近は大人しい邦ロックが好きです。


ヨルシカ - 言って。(Music Video) / Yorushika - "Say to"

 


mol-74 - % 【MV】

邦ロックからは一生抜け出せない気がする。英語何言ってるかわかんないんだもん。

 

 

薬飲み始めて調子はいいんだけど何が悲しいのかもわからなくなってきた。

多分なにも悲しくないんだと思う。よかったね。

終わり。

つまりでんぱ組.incは5人になるってことか

ameblo.jp

 

正直予想はしてた。あと単純に最上もがという人格が好きではないので他のメンバーじゃなくてよかったと思った。

療養してほしいと思う。

 

最上もがが抜けた事にはそこまで悲しみはないにしても、でんぱ組.incが5人になるという事実がどうしても受け止めがたい。

一番最初に好きになったアイドルグループがでんぱ組.incで、一番推していたのはみりんちゃん。次点でピンキー。その次えいたそ。

みりんちゃんなんて「アイドル辞めたら自殺する」って平気で言うんですよ。ヤバいでしょ。一生をアイドルに捧げる人間なんですよ彼女は。ねむきゅんだって「みりんちゃんが続けるうちは続ける」って言うくらいなんですよ。いつもはおとぼけなみりんちゃんだけどステージに上がれば誰よりもキラキラしていて、誰よりも「アイドル」なんですよ。その存在を知ることができた喜びと、でんぱ組.incという船がみりんちゃんを武道館まで連れて行ってくれたっていうその絶対的存在感が私の中にはあって。そして何よりもあの6人だったからこそここまでやってこれたわけで。

全員が全員思い通りにいかない人生の中で、必死にもがいて足掻いてよじ登って、今ではステージに立ちライトに当たって、人に笑顔を届けているっていうストーリーはありがちかもだけど、やっぱり感動しちゃう。

歌詞の重みも変わってくるでしょ。全員ずば抜けて可愛いわけじゃないの。ファンでもわかる。でも動いているのを見るとみんなとっても素敵なの。どんどんのめりこんでいって応援したくなって、逆に勇気づけられて。アイドルって職業は本当にすごい。存在が生きる糧になるんだもんね。

 

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彼女たちを先駆けとして電波アイドルグループはたくさんできて、一人だけ金髪、だなんて風を吹かせたのも最上もがの存在があったからだと思う。

でも彼女たちを抜かせるアイドルまだいないよ。「でんぱっぽいな」で終始しちゃうもん。好きだけど、やっぱりオリジナルにはなれない。ダンスも歌も全力の6人のでんぱ組.incをもっともっと追いかけたかった。最上~なんで抜けちゃったんだよ…。

 

彼女たちは今年の冬からリノベーション期間としてライブは行っていない。別々で活動はしてるんだけど、それってもう実質解散に近いんじゃないの?って思ったりする。

1月20日の武道館ライブ。私の誕生日にすごく近くて、もう行くしかないじゃんって思ってた。2回目の、最後かもしれない武道館っていう特別な場所でのライブだもん、もうもうもう絶対に行きたかった。でも予定が合わなくてどうしてもいけなくて、「まぁライブはまたやるか」って思ってたらまさかのライブ休止宣言で。

 

そんで最上抜けちゃった。

 

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6人のライブ見れずに人生が進んでいくのかー。

動画で見納め?まじか。

 

まじか。

 

いや今更最上もが好きとかは絶対言わないけど。

無理にもどれとも言わないけど。

 

ライブって本当に生き物ですね。

私は最上推しじゃなかったけど、これ推しだったらめっちゃ辛いだろうな。

みりんちゃんがステージで見られなくなるって考えたら発狂しそう。

いやもう、見られてないんだけど。全然。

 

「可愛い」が人生を救う絶対的価値だって教えてくれたでんぱ組.incがこういう形で崩れていくのを見るのは、わかってるけど、わかってたけど、やっぱりつらい。

後悔が尽きないよ。

 

とりあえず最上さん、お疲れ様です。

スタートダッシュ

片づけをした。

いくつものファイルに詰め込まれた有象無象に価値をつけ、価値のない物はゴミ袋に突っ込む作業。

昔はすべて価値があったはずなのに、今では触り心地の悪い薄ぺらの紙でしかない。

でもせっせとつくったノートは可愛かったのでとっておくことにした。後、サークルで使用した膨大な資料も。

結局半分しか捨てることができなかった。残念。

 

それに伴い先輩からいただいた手紙や後輩たちからの寄せ書きが発掘された。

元々彼からの手紙は発狂しながらライターで燃やしたけど、人の思いがこもった文章を読むと懐かしさがこみあげてきて、色々なものが揺らいでしまった。

私は結局最後までサークルを続けることができなかった。それはとても悲しいことで、でも、それを癒すのは膨大な時間が必要だということも知っている。受験への思いも消えているわけじゃないから。

だからそういうことが書きたいわけじゃない。いや、いずれ書くかもしれないけど。

 

 

私がいつも手紙で書かれる言葉がある。

「最初は真面目な人(or怖い人)だと思っていた」

「もっと早く面白さに気づくべきだった」

 

真面目でも怖くもなんでもね~~~~~~よ~~~~~~~~~

 

え?なに?私の第一印象そんなにヤバい?高校の時も「周りで騒いじゃいけないと思っていた」って言われたけどそんなヤバい?別にそんな目つき悪…わる…

 

目つき超悪かったわ~~~~~~~~

なんならどこ見てるかわかんね~~~~~~わ~~~~~~~~

 

いやまあ外見は置いといて会話を交わせば大丈夫!みたいなのないの??私がみんなと仲良くなれるまで大体1年かかりました状態なのはどこのグループにおいてもそうなんだけどさ…話し方…話し方くらいは…はな…

 

超早口限界キモヲタボイスでした~~~~~~~~~~

というか滑舌が悪いせいであんまり話さない~~~~内向的な性格~~~~~~~~

 

でもキモヲタって別に怖くないじゃん?早口で急にデュエルとかしちゃうだけでしょ?私デュエルはしないしちょっと大声でダジャレ言って一人で爆笑してるだけなのに怖いは違うんじゃない?イかれてるだけで別に怖くは…こわ…

 

率先して意見言って先輩後輩関わらず注意しまくっていた~~~~~~~

人はこれをKYと呼びます!!!!!!!!!殺して~~~~~!!!!!

 

この巨大な壁を突き破ってわずかながらの「面白さ」をすくいあげてくれる人間に深い感謝を…

サークルは仕事もぶっちぎっての退部だったので藁人形で殺されていてもおかしくないのですが、今でも飲み会に誘ってくれる慈愛に満ちた方々ばかりなのすごいよね。サークル自体は超絶ブラックだったけどね。

今度もサークルの子と遊びに行きます。先輩からのもらった手紙の数、私が一番多かったのも知ってます。とっても嬉しかった。

生きづらくても全力で仕事に取り組めば見てくれる人は絶対いるよっていう話でした。

 

 

にしてもスタートダッシュ出遅れすぎてる感否めないな。 

第一印象…第一印象ね…

 

石原さとみみたいだね」って言われた~~~~~~~~~~い!!!!!!!!!!!

 

 ぶっ殺すぞハゲ。終わり。

世界の片隅に優しさが潜んでいるのなら

また死のうとした。「死にたい」とぼんやり思うことはあっても行動に移すことはそんなにないから、最近参っているんだろうなと思う。

21日に人と会う約束をしていたから、それまでに死のうと思っていた。学校で死にそびれたから。

でも時間っていうのは良くも悪くも高揚を鈍らせてくれて、目が覚めれば「暑い」に感情は収束してしまった。結果的に良かったと思う。

悪いことが重なると精神に悪い。考えすぎか、実際に解決しなければならないことか、解決できることか、今考える事じゃないか、問題の距離感を改めて考えることで実はそこまで重なっていなかったりもする。今回はそれだった。

でも考えれば悲しいことばかりなので考えるのをやめる。やめることができるうちはやめよう。

 

******

名古屋で会う予定がおまえちゃんの体調が思わしくなかったためおまえちゃんの家でお酒を飲むことになった。

遠方からはるばる来た村井君もお昼からおまえちゃんと合流していた。

おまえちゃんと合うのは2回目、村井君は初めて会う。

いつもよりかわいい服を着て、化粧をしっかりした。人に会う時の最低限のマナー。

4コマを終えて電車に乗る。本を読んだり外の景色を眺めたりした。

嘘。8割くらいツイッター見てた。すいません。

 

駅についてから少し時間があったのでキャスをして時間をつぶす。

さそさんが「人はやがて死ぬ」とだけコメントして消えていったのがツボだった。

人はやがて死ぬ。やがて死ぬならいつ死んでもいいとは思う。

人生の選択は個人の自由。生きている以上人とのつながりができてしまうから、そこに誰かの気持ちが入ることは仕方がない。揺さぶられるも無視するも、それもまた自由。

通り過ぎる人の多さにブチ切れていたら迎えが来た。

そのまま夕食とお酒の買い出し。何故か私の家の最寄りのスーパーで買い物。

 

これ、あまり体験した人いないと思うんで言うんですけど…地元にインターネットの人間がいるの…

 

ハチャメチャに不気味

 

何回か「夢か…?」と思って一人でニヤニヤしていた。情報量の多い人間と甚平着た熊と妙に気合の入った女がスーパーにいること自体が恐怖。珍道中。ハイスクール奇面組

人がご飯を選んでいるところを見るのが恥ずかしいところがあって、自分が選んでいるところを見られるのも恥ずかしいんですよね。言語化しにくい感覚なんですけど、きゃ~!って思いながら見ていました。眠っているところを見られるのも恥ずかしいのと同じかな。本能に近い部分を見られるのは恥ずかしい。セックスはどうでもいい。(は・・・?)

 

家に着くとじっとりとした空間に案内された。エアコンがないので3人で冷えピタを貼ってご飯を食べた。おまえちゃんの部屋は領主そっくりな部屋だった。どこを見ていても飽きない。つまるところ、情報量が多い。どこを見ても文字が飛び込んでくる。面白くてきょろきょろしていた。

PCでしょうもない動画を見たり、ヤバい人間の動画を見たりした。バジリスクタイムの元ネタも教えてもらった。くだらなさすぎて笑ってたけど、案外破滅的な動画を見るというのはストレス発散に繋がる。ホラゲ実況なんかも辛うじて残っている感情を揺さぶられるから、それが楽しくて見ている節がある。たまにはピンクの前進スーツを身にまとった人間で感情を制止させてもいいかもしれない。うーん、あんまりやりたくないな…。

ビールをいただいて、おまえちゃんのグァバジュースを3人で回して飲んで「形容しがたい味」という感想に落ち着いた。全員グァバを食べたことがないのが大きかった。

お酒も良い感じに回ってきた頃にキャスを始めた。コインを投げてもらったおかげで2時間やらせていただいたのかな?ありがとうございました。バンザイの話をした記憶しかないです。

そう、バンザイ同盟の法被を着させていただいて、私のために撮ってくれた動画を見せてもらって、村井君の優しさヤバくない…?って嬉しい気持ちとビックリの気持ちで笑ってしまった。うつヌケももらえたの。サインもらうの忘れた。村井君の。

私と村井君はバンザイ同盟最高~!ってなってたのに、おまえちゃんが何も思ってない温度差も最高だった。ともかく生きててよかった。うちのサークルも法被が良かったな…。

 

それからベースの動画を見ていた。もう一度始めたいなって思った。

ベースの音が昔から好き。エッチだな~という感想しか出ないからレビューとかはできないんだけど。音楽聞いててもベースの音に集中して聞く時がある。演奏している様子を見るのも好き。人によって弾き方が違うし、何より音から人間性が伝わってくる。ハッとするような音を奏でる人は思わず気分が高揚する。弾き方としては命削るみたいな弾き方が好きです。体全体で弾くのがいい。それくらい打ち込んでいるのをみるとかっこいいなって思う。

 

それはそうと夜更けも夜更け。

何故か二人は服薬しているのに寝ない。暑さのせいもあるだろうけど、何も飲んでいない私が一番眠かった自信がある。若いかよ…。

しばらく話していたら「電気消す?」っておまえちゃんが聞いてくれて、ようやくみなさんご就寝かな?と思った。

 

違った。ここからが本番だった。

 

なんであんな話になったんだろう。いい思い出ばかり忘れていくこの頭を久々に憎んでいる。

私は人に自分の話をすることが苦手。言語化はいくらでもできるけど、それを人に話すことは抵抗を感じてしまう。それは私の人生が全く話してても面白いものではないし、相手を不快にさせてしまうことを知っているから。それならもっと辛い思いをしている人や、楽しい思いをしている人の話を聞いて、質問しながらコミュニケーションをとっていきたい。誰も不快にならないし、私が疲れたとしても相手が苦しい思いをすることはない。

お酒が入ってたのもあったのか、気づいたら二人にほとんど言ったことがない話をべらべら話していた。二人は聞いてくれた。中学時代の友人に自分の話をしたらお通夜になってしまった過去があるから、黙って聞いてくれることに驚いた。

私は嫌だなと思ったことを怒っていいのか判別することがあまり得意じゃない。すぐにカッとなってしまうから「これは怒っていいことなのかな?」と一旦距離を置いて、誰かに相談して初めて「これは怒ってよかったんだ」という結論に至る。今回も話をして「それは気にすることじゃない。なんでそんなに執着するの」って言ってくれたり、悩んでいることを「そういう傾向はありそうだから、病院で話できるといいね」みたいな感じで、親身になりすぎない適切な距離感のアドバイスをくれた。

面白かったのは村井君も私もすぐに失くしものをするし、話している時に手が動いてないことがない。昔からモヤモヤしていたものが確信に変わった気がして、それも含めて村井君に会えてよかったと思った。

おまえちゃんは「気にしちゃダメ!」「もっと人を頼って!」「休んでもいいんだよ!」って、太陽みたいなアドバイスをたくさんくれた。

 

「自殺する土俵に入り込んだらもうこっちから助けられることはなくなっちゃうから、小出しにして。これくらいなら全然ストレスじゃないよ。電話でもラインでも、何でもいいから連絡してよ。」

 

うっかり泣きそうだった。人ってもっと冷たいものだと思ってた。

今は人の話を聞く余裕がなくなっているのも、十分に分かった。今は自分の声に耳を傾ける時なんだ。でもやっぱり、みんなの話を聞いてあげられなくて申し訳ないと思った。今思い返して嬉しい気持ちはとてもあるけど、申し訳ない気持ちがどうしても消えない。でも、それをやさしさでくるまれているような、くすぐったい気持ちがある。

 

人に迷惑をかけるのが怖い。無理をしないと人並みにできない。無理をしたらしたで余計な迷惑をかける。周りからの刺激に必要以上に恐れて、いい子ではなく、社会的に価値がある存在になりたかった。決して私はいい子じゃない。性格は悪い。悪いからこそ、人間の悪い感情が沸きやすいからこそ、人が怖いんだと思う。

 

気づいたら朝だった。ほんの少し寝て、カラオケに行った。

若いかよ。

2時間全力で歌って懐かしい曲を入れてみんなで「ぎゃぁ~~~」ってなったりした。

ワールドイズマイン!magnet!初めての恋が終わる時!

ぎゃ~~~~~!!!

 

そのあとは各々解散した。村井君には7月末にもう一回会うかもしれない。

とにかく、楽しかった。生きててよかった。

会う日の午前に死のうとしてた人間がいうことじゃないよね。

「死ぬか死なないかはわからないけど、今近い人の中では一番死にそう」と言われて、ああ、馬鹿にされてるわけじゃなかった。良かった、と安心した。

不思議な2日間だった。楽しかった。優しい空間が永遠に続いていた。

きっとこれからこの気持ちもすっかり流されて、苦しさのあまり逃げ出したくなることがいくらでも起きる。誰かにどうこうできる問題じゃない。私の苦しさは、最終的には私が治すしかないから。

でも、これからも、辛い間も、その後も、今日のことは忘れずにいたい。

 

記憶が消えないうちに書きたかったのにほとんど消えてて悲しい。

でも思い出せるところだけでも書けて良かった。

夏が始まる。バイトは完遂できなくて悲しいけど、会える人には会いたいな。

脳に刻み込める優しさが手に入ってしまう環境にひたすら感謝しています。

ありがとうございました!